「この商品をベトナムに輸出したら、ベトナム側でどれくらいの関税がかかるの??」
「いつも協定税率で関税フリーにしてるけど、今回は原産地証明書の発行が間に合わない!普通に輸入したら関税はいくらかかっちゃうの!?」
こんな状況ってたまにありますよね。
「それは輸入国側に聞いてみないとわかりません。。」
って、答えていませんか?
もちろん正解です。輸入国が一番くわしいはずですし、確実です。
でも、ちょっとこっちで気になっただけだから、わざわざ相手に聞きたくない・・・。
という場合もよくあります。
実はそういうときに便利なデータベースがあるんです!
世界各国の関税率を調べる方法
それはFedEx Trade Networks社が有料で提供している「World Tariff」です。え?有料なら遠慮します・・・。
いやいや、JETROさんがFedExさんと契約をしているそうで、JETROさんのサイトから登録することで、日本居住者は無料でこのデータベースを使用することができるのです!
さすがJETROさん!
そのサイトはこちらです↓↓
https://www.jetro.go.jp/theme/export/tariff/
まずは、このページの利用規約を確認してくださいね。
そして、「初めての方へ」という項目の「詳しく見る」から登録ページに進みます。
その登録ページの「ユーザー登録」ボタンをクリックして登録をしてください。
このボタン以外から登録すると有料になってしまいますので、ご注意ください。
登録手順
登録情報は名前・住所・メールアドレスなど一般的なことですので正直に記入してください。ちなみに日本語入力はダメです。すべて半角英数字で入力してください。
入力が終わったら「続行」ボタンを押します。
これで「登録ありがとうございました!」という表示が出ればOKです。
すぐに登録したメールアドレスにメールが2通届きます。
1通はID、もう1通は初期パスワードが記載されていますので、必ず両方を開封してください。
先ほどの「ユーザー登録」のボタンがあったページの下のほうに「ユーザー登録後、初めて利用する場合」という項目があります。
その「ログイン」ボタンを押すとユーザーIDとパスワードを入力する画面になりますので、メールに書かれていたものをコピペしてログインしてください。
すると、使用料金のことがかかれた契約内容が表示されます。
一瞬、「えっ?」ってなりますが、気にせず「Accept」を押して進んでください。
JETROさんのページから登録していれば、請求されることはありません。
これで、世界各国の関税を無料で調べることができるようになりました!
World Tariffでわかること
このデータベースはとても便利です。基本税率はもちろんのこと、EPAごとの税率もわかりますし、税率が段階的に引き下げの場合、何年に0%になるかもわかるんです。
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FTAとEPAとは?違いは??
これで、わざわざ相手国に問い合わせることなく、手軽に調べることができますね。
注意してほしいこと
このデータベースは基本的には正確な情報が記載されているはずです。しかし、情勢によって変わってしまうこともありえます。
輸出国側が輸入国側でかかる関税を払う場合など、正確に知る必要がある場合は、念のため相手国に確認を取るようにしてくださいね。
とはいえ、事前に目安を知っておきたいという場合にはとても有効なサイトです。
上手に活用してみてくださいね。