観光目的であれ、出張目的であれ、短期でアメリカに渡航する際にはESTA申請が必要です。
忘れずに申請しておきましょう！
ESTAって何？
ESTAとは電子渡航認証システムのことです。これはビザ免除プログラムにもとづくもので、ビザなしで米国に90日以下の滞在が可能となるプログラムです。
ただし、この免除プログラムでは条件があります。
・ビザ免除プログラムの対象国であること
・有効なパスポートを所持していること
・往復もしくは次の航空券・乗船券を所持していること
・９０日以下の滞在であること
です。
日本はこのビザ免除プログラムの対象国になっています。
１週間程度の旅行や出張であれば、このプログラムに該当するためビザ申請ではなく、ESTA申請をすることでアメリカに入国することができるようになります。
ビザとは違うの？
ESTAの対象は９０日以下の滞在となっています。もし、９０日を超える長期の滞在となる場合は、その滞在理由に応じたビザを取得する必要があります。
ビザの種類は「商用ビザ」「観光ビザ」「就労ビザ」などたくさんあります。
必要な方はアメリカ国務省のサイトでチェックしてみてください。
https://travel.state.gov/content/visas/en/visit/visitor.html
取得方法は？
アメリカ税関のサイトから申請できます。https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e4s1
だいたい１０分ほどで入力は完了します。
申請前に準備するもの
・渡航時に使用するパスポート・滞在先ホテルの名前と住所
・クレジットカード
申請する際に必要になります。
前もって準備しておき、申請する際に手元に準備してください。
申請する内容
申請者自身のプロフィール
氏名、生年月日、国籍などの基本情報です。難しいことはありません。パスポート情報
ESTA申請には、パスポートが必要です。「初海外だからパスポートすら持っていないよ！」という方は、パスポートを先に取得してきてくださいね。
両親の名前
よほどの事情がなければ、記入は簡単かと思いますので、正直に記入しましょう。緊急連絡先
あまり考えたくはないですが、アメリカにはテロの可能性がつきものです。治安のよくない地域も少なくないですしね。万一のための緊急連絡先を入力してくださいね。
アメリカ滞在中の住所
アメリカ滞在中の住所もESTA申請のタイミングで必要になります。滞在先のホテルを記入すればOKです。ESTA申請の前にホテルの予約を済ませておきましょう。
入国の適格性アンケート
適格性のアンケートということで、なにやら厳しいチェックがあるのかと少し心配に思うかもしれませんが、そんなことはありません。・感染病（コレラなど）にかかっていないか
・薬物依存症じゃないか
・テロリストじゃないか
などを聞かれます。
一般的な生活をしていて、アメリカに行くだけの元気がある人なら問題ないでしょう。
クレジットカード情報
ESTA申請には申請費用に１４ドルかかります。この費用はクレジットカードで払う必要があります。
申請する際は手元にクレジットカードを準備しておきましょう。
クレジットカードがない場合はどうすればいいの？
申請料はクレジットカードで払う必要があります。しかし、クレジットカードの名義とESTAの申請者が同じである必要はないので、学生でまだカードを持っていない場合は親に支払ってもらえばOKです。
また、ESTA申請を代行してくれる業者がいます。
このような業者は現金振り込みなどでも対応してもらえるところもあるようですので、どうしてもクレジットカードは無理という方は、このような代行サービスを利用してみてはいかがでしょうか？
ただし、手数料がかかりますので事前に確認してから利用してくださいね。
有効期限は？
ESTAの有効期限は２年間です。ただし、パスポートの情報をもとに登録されるので、パスポートの有効期限が切れたらESTAの有効期限も切れてしまいます。
ESTAの有効期限は
・ESTAの承認が下りてから２年間
もしくは
・パスポートの有効期限
のどちらか早い方になります。
申請してから許可までにかかる時間は？
ウェブから直接申請した場合、審査結果は７２時間以内に出るようになっています。私の場合は翌日には承認されていました。
申請した次の日にウェブサイトから申請番号を入力して、承認が下りたかどうかを確認してみてください。
代理業者を使うと手間がかかるため、確認が取れるまで時間がかかります。
余裕をもって渡航の１週間前までには申請を終わらせておくようにしましょう。
