サマータイムとは?デイライト・セービング・タイムとの違いは?


アメリカ人の友人と話していたところ、”Daylight saving time”という単語が出てきました。
一瞬、「Daylight saving timeって何だっけ?」と思いましたが、サマータイムのことでした。ちょうどサマータイムが終わった時期ですね。

“Summer time”はイギリス英語で、アメリカ英語では”Daylight saving time” と言います。
日本語ではサマータイムという呼び方の方が浸透しているかと思います。

今回はそんなサマータイムのお話です。

サマータイムとは

日の出ている長い夏の間、時計を1時間進めて、日の出ている時間を有効に使おうという目的で実施されているもので、実施する期間は国によって異なります。

現在、国連加盟国193カ国のうち、サマータイムを実施しているのは全加盟国の3分の1ほどとなっています。

アメリカのように国によっては、州ごとに実施するかしないかを決めているところもあります。

サマータイムはいつからいつまで?

アメリカでは3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までがサマータイムです。
ただし、アリゾナ州とハワイ州は実施していません。

イギリスをはじめとするヨーロッパでは、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までがサマータイムの期間です。アメリカより少し短めですね。

このように地域によってサマータイムが始まる日が異なりますので注意が必要です。

日本ではサマータイムを実施しないの?

サマータイムを実施する目的は、日の出ている時間に行動することで照明等の電気代を節約することにあります。
しかし、夏に熱帯夜が続く日本では夜にエアコン等の冷房機器を使用することが多く、節約にはつながらないと言われています。

しかし、実は過去には日本でもサマータイムを実施していた時期がありました。
それは、1948~1952年です。日本がアメリカ占領下にあったころですね。
アメリカの制度を日本にも適用させたようで、夏時刻法という法律が制定されました。
結果、サンフランシスコ平和条約が締結された1951年までサマータイムが適用され、法律自体は1952年には廃止になりました。

サマータイムで注意すること

サマータイムの時期には注意しなければいけないことがあります。
それはアメリカ国内の移動であっても、国内の時差だけでなく、サマータイムの有無でも時間のズレが発生することがあるということです。

ヨーロッパでも国によって、サマータイムの有無は異なりますので、時差+サマータイムを気にしなければいけません。

サマータイムで外国を旅行する際は、現地時間に注意するようにしてくださいね。