UPSが2017年2月6日の週から、週ごとの燃油サーチャージの見直しへと変更しました。
⇒燃油サーチャージとは
今までは他の大手のクーリエ業者同様、月単位で見直しされていました。しかも、今までは当月の2か月前の燃料価格に応じて設定されていたのに対して、今後は当該週の2週間前の価格に応じて設定されるそうです。
たとえば、2017年2月6日の週の燃油サーチャージ率は2017年1月23日の週の燃料費に基づいて算出されます。
これは利用者にとってメリットなの?デメリットなの?
今までよりもタイムリーに燃料価格が反映されるということです。安いのもすぐ反映される一方、高いのもすぐ反映されるということですので、良くなった・悪くなったとは一概には言えません。ただ、燃油サーチャージ率の更新を都度チェックしていた人にとっては、確認の頻度が増えるため、めんどくさくなったと言えるでしょう。
旅客便と貨物便のサーチャージの違い
ANAやJALの旅客便にも燃油サーチャージが復活しましたが、旅客便の場合は1人(座席1つ)あたり○○円と固定されます。
一方、貨物便の場合は料率で加算されます。運送料金×〇〇%という形になります。運送料金は重量もしくは容積重量で決まりますので、重ければ重いほど、もしくは大きければ大きいほど、燃油サーチャージの金額も高くなります。
どちらも、飛行機に対する占有率に対して加算されるということでしょうか。旅客便の1人あたりの座席の大きさは同じですもんね。
今後の動きの予想
個人的な考えですが、毎週見直すというのはUPSにとっても手間がかかることだと思います。手間がかかるということは、人件費などのコストがかかるということです。それを加味しても、毎週更新へと切り替えたということは、今までの月更新ではそれ以上の損をしていたということではないでしょうか。
もし、この考えが合っているのであれば、現状、月ごとに更新をしている他のクーリエ業者もこれに続く可能性があります。今後のクーリエ業者の動きもチェックしていきたいと思います。