貨物を発送する際にインボイスとともに必要になるのがパッキングリストです。
P/LやPLと略して表現されることもあります。
この記事ではパッキングリストの役割と作成例を紹介します。
パッキングリストの役割
パッキングリストは梱包明細書のことです。アイテム数が数個でインボイスに梱包明細の情報も記載することできる場合は、別途作成しなくても済むこともあります。
しかし、複数カートンで発送したり、1つの梱包の中に複数の商品が入っているのであれば必要です。
貨物の受け取り側の立場になれば、どのカートンにどの商品が入っているのかがすぐにわかるというのは便利なことです。
今回はインボイスをコピーして、一部書き換えれば簡単に作る方法をご紹介します。
パッキングリストの簡単な作成方法
今回は下記インボイスに対応するパッキングリストを作成してみます。
東京からニューヨークへコーヒーカップなどを発送します。
カートン数は2つでカートンNo.1のほうには2種類の商品が同梱されています。
この量ならAIRじゃなくてクーリエ使ったほうがいいでしょ!などのツッコミはさておき、このインボイスをコピーして、パッキングリストを作ってみるとこんな感じになります。
カートン数は2つでカートンNo.1のほうには2種類の商品が同梱されています。
この量ならAIRじゃなくてクーリエ使ったほうがいいでしょ!などのツッコミはさておき、このインボイスをコピーして、パッキングリストを作ってみるとこんな感じになります。
変わったのは色づけ部分のみです。
①タイトル
変更忘れをしないようにしてください
②Case mark
どの商品がどの番号の梱包に入っているのかを示します
パレットの場合であればP/No.1という表記をします
③Net Weight(N/W, 正味重量)
梱包する前の商品のみの重量です
④Gross Weight(G/W, 梱包重量)
梱包した後の貨物重量です
梱包材やパレットなどの重さが含まれます
⑤Measurement(容積)
梱包した後の貨物の容積です
以上が直した箇所です。
非常にシンプルですが、この書類があれば、ピンクのコーヒーカップがC/No.1に入っていることが一目でわかりますね。
以上が直した箇所です。
非常にシンプルですが、この書類があれば、ピンクのコーヒーカップがC/No.1に入っていることが一目でわかりますね。
まとめ
インボイスを元に作れば、さほど時間がかからない作業です。
受取人のためにもぜひ作りましょう。
ちなみに、2016年の7月にSOLAS条約が改正され、荷送人に対して輸出コンテナ総重量の証明が義務化されました。
この証明のためにも貨物のGross Weightは正確でなければいけません。
貨物の重量は正確に記入をしてくださいね。
受取人のためにもぜひ作りましょう。
ちなみに、2016年の7月にSOLAS条約が改正され、荷送人に対して輸出コンテナ総重量の証明が義務化されました。
この証明のためにも貨物のGross Weightは正確でなければいけません。
貨物の重量は正確に記入をしてくださいね。