これだけ!インボイスの役割と作成方法

貿易実務を行うにあたって欠かせない書類の1つがインボイスです。

この記事ではインボイスにどのような役割があるのか、また必要な記載事項について説明していきます。


役割

インボイスには下記の役割があります。


  • 送り状
  • 納品書
  • 請求書(輸出者側から見た場合)
  • 仕入書(輸入者側から見た場合)
  • 通関での申告書類


一般的にインボイスと言われたら”Commercial invoice”を指します。
他にもProforma invoiceというものなど全5種類あります。

⇒5種類のインボイス知っていますか?

記載事項



①インボイス番号
任意の番号

②作成日付
インボイスを作成した日付

③Shipper(輸出者)
輸出者の会社名(名前)、住所、電話番号等の連絡先

④Consignee(輸入者、荷受人)
輸入者の会社名(名前)、住所、電話番号等の連絡先

⑤Shipping mark
荷姿に貼付されているケースマーク

⑥On or about 予定出港日

⑦To
出荷地(Tokyo, Japan など)

⑧From
到着地(New York, USA など)

⑨Shipped per
船積み方法(船名、AIR CRAFT、クーリエ名 など)

⑩Payment terms
支払い方法(T/T remittance、No Payment など)

⑪商品の総称
総称もしくは代表貨物

⑫Description 商品名称・詳細
原材料やサイズなどできるだけ詳細に記載したほうが、通関時の説明が少なくて済みます

⑬Quantity 入り数

⑭Unit price 商品単価

⑮Amount
商品明細ごとの合計金額

⑯パッケージ数
1 carton, 2 pallets など

⑰合計数量

⑱総計

⑲Gross weight 梱包後の重量

⑳Measurement 梱包サイズ

㉑ Country of origin 商品の原産地

㉒ Freight
運賃が前払い(Prepaid)か、後払い(Collect)か

㉓ Signature(自署)

以上が主に必要な事柄になります。

他に、HS CODEがわかっている場合は記入しておいた方が丁寧です。

まとめ

会社ごとにフォーマットがあり、様式はさまざまです。

個人貿易などで必要な方は上記を参考に作ってみてください。