P. P. Manager の 「P. P.」 ってなに?

※本記事は「P. P. A. P.」とは一切関係ございません。

インボイスやパッキングリストの署名欄に「P. P. Manager」と書かれているのを見たことがありますでしょうか?




Managerって書いてあるから平社員の自分では署名できない?なんて思う方もいるかもしれません。

今回は「P. P.」の意味と使い方について説明してみたいと思います。



P. P.」の意味は?


P. P.」はラテン語の per procurationem の略です。

私はラテン語なんてわかりませんが、日本語にすると「代理人として」という意味になります。

英語の「by the agency of 」が一番近いかと思います。



使い方


「代理人として」という意味なので、「P. P. Manager」であれば「マネージャーの代理として」という意味になります。

ですので、マネージャー以外の貿易実務担当者がこれに署名することは問題がありません。

ただし、前提として責任者の代理人の署名が通る書類でのみ使用が可能です。

Invoiceは P. P. Manager で良くても、Debit noteは責任者の署名が必要になることもあるかと思います。

時と場合によって使い分けるようにしてください。

マネージャー自身やそれ以上の役職方がサインする場合は、「P. P. Manager」ではなく、この部分に自身の名前を印字してサインするのが正式です。


まとめ


責任者以外の実務担当者が署名することが可能な「P. P. Manager」という表現について説明してみました。

書類の重要性によっては使用できない表現になりますので、社内の規定を確認したり、取引先の確認をとるようにしてください。


P. P. Manager」はマネージャーのサインじゃなくても大丈夫!