クーリエのメリット・デメリット



海外と輸出入をするにあたっての運送方法は3種類あります。
SEAAIRクーリエです。

クーリエとは国際宅配便のことです。
乙仲や船会社・航空会社をはさむSEAAIRと異なり、出荷元から受取先までの集荷 + 輸送 + 通関 + 配送を一貫して行う業者です。

具体的な社名をあげると、DHLさん、Fedexさん、TNTさん、UPSさん、OCSさん…ざっと思いついたところでこのあたりでしょうか。他にも地域ごとに特化した業者さんなどたくさんあります。

今回は、このクーリエを使うメリット・デメリットをご紹介します。

クーリエのメリット・デメリット

クーリエのメリットとデメリットをまとめるとこんな感じになります。



主観的なことも入っていますが、それぞれについて解説していきます。

メリット① 最短、翌日着荷!?

クーリエで発送すると、なんと!海外なのに出荷した翌日に着荷します!

そんなことができるの?と思われるかもしれませんが、流れはこうです。
午後イチに集荷した貨物が夜に輸出通関され、深夜の飛行機で輸送され、輸入国の朝イチに輸入通関が行われ、昼頃に配達されます。

もちろん一部の大手業者に限りますし、配達先にも依存します。
でも、AIRよりも早く到着させることができるのはうれしいですね。

これは、一貫して貨物を輸送することの最大のメリットかと思います。
間に入ってくる業者が多ければ多いほど、どうしても情報伝達のやり取りに時間がかかってしまいますもんね。

また、独自の通関システムを持っているというのも大きな特徴です。
ドライバーさんがピピッと送り状のバーコードを読み込んだら、そのデータを元に事前申告が行われ、貨物が本申告と入ったと同時に許可がおります。
いわゆる、少額貨物に対する簡易申告が行われているということですね。

これらのことから、集荷日のうちに通関を終わらせて、飛行機に乗せることが可能になっています。

大体の目安としては、アジア圏で1~3日アメリカやヨーロッパで3~5日、その他地域は1週間程度といったところでしょうか。

利用する業者によって得意なエリア・苦手なエリアが異なります。
それによって、配達にかかる日数も大きく異なってきますので、配達日数の見積もりは必ず取るようにしてください。

メリット② 少量貨物が安く済む

量によっては、AIRとあまり大差がない金額かもしれません。

しかし、AIRの場合、輸出者も輸入者もそれぞれの国内輸送費や通関費用などを払う必要があります。
一方で、クーリエの場合は元払いにしたら、基本的に輸入者は税金以外払うことはありません。
トータルで見た場合、AIRよりお得と言えるのではないかと思います。

それでも、高いと思っている方は正規料金を見ていらっしゃる方だと思います。

企業の場合は、相見積もりを取ってみるといいかもしれません。
使う業者を1社にして、ある程度の月間利用見込みを提示すれば、業者さんもB to B向けの割引料金を出してくれます。
何社かで相見積もりを取って、一番利便性の高い業者さんを選ぶとコストダウンにつながるのでおすすめです。

個人の方は貿易代行業者に見積もりを取ってみるのも一つの手だと思います。
代行業者の持っている割引料金にマージンを加算されても、クーリエの正規料金より安くなる可能性があります。
一度、検討をしてみてはいかがでしょうか。

デメリット① 特殊貨物の拒否

クーリエサービスは危険物などをはじめとする特殊貨物を嫌います。
SDSを見せる以前に、「液体」というだけで受け付けてもらえない業者もあります。

迅速な通関に影響が出てしまうためなのか、危険物じゃなくても受け入れないことがあるのです。

「せっかく準備したのに受け付けてもらえなかった」

ということがないように、不安な場合は先にカスタマーセンターに問い合わせをしてみてください。

拒否されてしまったら、諦めてAIRで出荷しましょう。

デメリット② サービス対象地域が限定的

都会なら大丈夫ですが、海外の僻地まではさすがに配達してもらえません。

私の場合は、「9月まで配達可能地域だったのに、10月になったらサービス対象外になってる!?」という事態に遭遇しました。

きっと利益が出ていない地域だったんでしょうね。

クーリエ業者さんもボランティアではありませんので、サービスエリアを拡大する一方で、縮小させてしまうエリアもあります。

配達できないと言われたら、それ以上どうしようもないので、他の業者を検討するか、AIRに切り替えるかしましょう。

デメリット③ 貨物が追跡できなくなることも?

たまに全く聞いたことがない業者で貨物が送られてくることがあります。

追跡しようとして、業者のWebサイトを見てみたら日本語サイトは存在しない。
トラッキングナンバーを入力してみても、日本に到着してから、どうなったかがわからない。日本の代理店もわからない。
という状況なることがあります。

日本で有名ではない海外のクーリエ業者だと、日本の通関後は、日本の宅配業者に委託されることが多いです。佐川さんや西濃さんあたりですね。

国内業者に引き渡された時点で、クーリエの送り状番号とは別で、佐川さんなり、西濃さんたち国内運送用の送り状が生まれます
この国内運送用の番号がわかれば、貨物はどこにあるのか詳しく知ることができます。

しかし、日本の代理店もカスタマーセンターもないということになると、国内用の番号を知るすべがなく、どこかの業者さんが配達してくれるのを今か今かと待つほかありません。

クーリエで海外から発送してもらう場合は、こちらから普段使っている業者さんを指定しておきましょう。

まとめ

業者によって大きくサービスが異なるのも、クーリエの1つの特徴と言えます。

価格で選んだり、配達日数で選んだり、集荷カット時間の都合の良さなどのサービスで選んだり、と業者の選択の仕方も様々だと思います。

いきなり1つの業者に絞るのではなく、まずは大手数社を試してみることをおすすめします。

いろいろ試してみて、お気に入りの業者を見つけましょう。