【Statement of income】英語の損益計算書を読んでみた



参考までにと添付されてきた英語の損益計算書。
時間があるときに読んでみようと思ったものの、いざ見てみたら見慣れない英単語がいっぱい…。そもそも経理の知識なんてないから日本語に訳したところでよくわかんない!

でも、経理担当じゃなくても読めたら便利なはず!と思い、いろいろ調べながらまとめてみました。

経理は専門外ですので、英単語を日本語に直しただけのところもあります。
詳しいことは、日本語をもとに専門部署の方に聞いてみてくださいね。


 Statement of income(損益計算書)って何?


損益計算書とは決算のために必要な書類の1つです。これを見れば一定期間の会社の経営成績がわかります。

英語では Statement of income もしくは Profit and Loss Statement と表現されます。
Profit and Loss StatementはP/Lと略されるようですが、貿易実務者としてはP/Lはパッキングリストと読んでしまいます…。

ただ、Profit(利益)とLoss(損出)ってわかりやすいですよね。日本語でも英語でも表現はそのままのようです。

利益を算出するためには、売り上げとそれにかかった費用等の情報が必要です。これらを網羅して記載されているものが損益計算書です。


Gross sales(総売上高)とNet sales(純売上高)


日本語にしても違いが分かりにくいGross salesNet sales

Gross salesは売上として計上されたもの合計金額です。
一方、Net SalesはGross salesから下記項目をマイナスしたものになります。

- Sales discount(売上割引)
- Sales Returns(売上返品)
- Sales Allowance (売上値引き)

売り上げたものの中には、不良や故障のため、返品や一部返金となることがあります。このようなものをGross salesから差し引いたのがNet salesです。

Gross salesは売り上げたあとに何があろうとも変わらない数字なんですね。


Cost of goods sold(売上原価)とは?


Cost of goods sold売上原価を指します。略してCOGSと表記されることもあります。

売上原価 = 期首棚卸高 + 今年度仕入高 - 期末棚卸高

で計算できるそうですが、詳しいことは経理の人に聞いてみてください。


Gross profit(売上総利益)とは?



続いて、Gross profitです。今度は profit=利益 という単語になりました。
Net sales(純売上高)からCost of goods sold(売上原価)を差し引いたものになります。

利益の中でも、いわゆる粗利のことを指します。


SG&Aとは?



SG&Aとは “Selling, General and Administration expenses” の略です。
日本語で言うと、販売費及び一般管理費です。

この中に計上されてくる科目としては下記のようなものがあります。

・Selling expenses(販売費)
・Advertising expenses(広告費)
・Freight out(発送運賃)
・Entertainment(交際費)
・Promotion expenses(販売促進費)
・Research & Development(研究開発費)
・Sales commission(販売手数料)
・Slotting fee(棚貸し代)
・Travel expenses(旅費交通費)
・Personal expenses(人件費)

業種によって使う科目も違うでしょうし、使わない科目もあると思います。


その他


その他で私が気になった科目は下記の3つです。

・Depreciation(減価償却費)
・Operating income(営業収益)
・Non-operating income(営業外収益)

きっと、どの業種でも出てくると思いますので、知っておいて損はないと思います。


まとめ


この記事で出てきた単語は基本的なものばかりだと思います。
ただ、これらを知っていると「売り上げの割に利益少ないなー」とか「販促費を結構使ってるんだなー」とか、その会社について見えてくることが増えると思います。

経理担当でなくでも、機会があれば、ぜひStatement of incomeをチェックしてみてくださいね。