【これだけ覚えておきたい!】 接客英会話~コーヒー出し~


海外からお客様が来日された際、基本的には営業さんが対応してくださることでしょう。しかし、お茶出しなどで少なからず、お客様と対面しなければならないこともあります。今回は、使わないかもしれないけど、おまもり代わりに頭に入れておきたい英語表現をご紹介します。



あいさつ編


目が合ってしまい、何か言わなきゃ的な雰囲気になったとき用です。

Good morning. Welcome to ○○(会社名).

大事なのは笑顔です。これだけ言えば、”Good morning”とか”Thank you”とか、なにかしら返してくれますので、それを聞いたら笑顔のまま、さっと立ち去りましょう。



お茶だし編



これさえ言えればなんとかなります。
コーヒーを勧めて、砂糖とミルクが必要かを聞くパターンです。

Would you like some coffee?
(コーヒーはいかがでしょうか?)

How would you like your coffee, with cream or sugar?
(砂糖とクリームはいかがなさいますか?)


ポイントは「英語を発することで頭をいっぱいにしないこと」です。

Would you like some coffee?”に対する返事で、”Yes, with cream please.”とコーヒーの好みもさらっと言われることがあります。この場合、2文目は必要ありませんね。
大事なのは、相手の発言をしっかりと聞くことのほうです。

ここで、相手の発言を聞くことが重要だと感じたエピソードをひとつご紹介します。



うぉーむ わら, please??


私が過去に経験した接客です。

台湾のお客様だったと思います。コーヒーをお出ししようとして言われたときのことです。

お客様:“Do you have うぉーむ わら, please?”

え? う、うぉーむ わら??うぉーむ water? …warm water? ん?あったかい水?あ!白湯のこと!?

恐る恐る“hot water”で合っているか聞き返してみたところ、Yesでした。

慌てて、ドア近くにいた先輩に「白湯ってありますっけ!?!?」とプチパニックになりながら、伝えたのを覚えています。まあ、お湯は準備していたので出せなくはなかったんですけどね。落ち着け自分。


このとき、言われるかもしれない言葉として“coffee””tea””green tea”まではイメージしていました。が、白湯を希望されることがあるなんてまったく思ってもみませんでした。想定外の単語を聞くと一瞬思考が止まりますね。
私自身、まだまだ英会話経験が足りていないのを実感しました。

ただ、このときの良かった点は相手の発言を聞いていたことです。
頭の中で「コーヒーでいいか聞いて、ダメなら紅茶でいいか聞いてみて、それからミルクと砂糖を・・・」なんて考えていたら、きっと聞き取れていなかったと思います。

「英語を発することで頭をいっぱいにしない」というのは、こういうことです。

外国人との慣れない対応ということで、緊張するのは当然だと思いますが、相手の発言を聞くことに注力してみてくださいね。